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親愛なるあなたへ (8) 〜幸せを分かち合いながら〜

山道の野菊の小さな花が私に優しさを下さいます。本当にありがたいですね。野菊は誰に褒められなくとも、変わらぬ可憐さで今年も咲いてくれました。

今日もまた講演がありました。真摯に聴いて下さる皆様に感謝しながら、元気なあなたに出会えた時のことを思い出しました。あの日、あの場所で、もし私とあなたが出会えなかったら、今日の私の講演は、少し違っていたかもしれません。

澄んだ瞳、清らかな心。そんなあなたが手を挙げて、質問してくれましたね。

「僕、死ぬのが怖いよ。どうして死ぬってわかってるのに、大好きなママは僕を産んだの? 僕は、何のために生まれてきたの?」

講演会場にいた皆は、たった 5 歳のあなたがこんな風に思っていることに驚いたものです。

「死ぬのが怖いですか? いいえ。怖くはないのです。先に亡くなった人々が笑顔で迎えに来て下さるのですから。逝く人々はこう言われます。“怖い所じゃなかったわ”と……。その前日まで怖いと言い続けた方が、こう言い出された時、死が近いと私にはわかります」

講演の度にお伝えする私です。

「何のために産まれてきたのか? もちろん、幸せになるために産まれてきたのです。皆、幸せを分かち合うために産まれてきたのです」

そうやって話をしながら、いつもあなたの澄んだ瞳を思い出します。講演会場でこの言葉に感動する方々を見る度に、人は皆、教えあい、高めあう者と思うのです。

あなたの存在に心から感謝します。あなたに出会えたことに感謝します。そして 5 歳のあなたの勇気に感謝します。多くの人々を導いたのは、他ならないあなたです。

幸せを分かち合える大人になると約束してくれたあなた。そのあなたの未来を明るいものにするために、今、私は幸せを分かち合いながら生きています。

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