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介護日記 (181) 〜青春の日々を生きて〜

冷たい北風がコートの私を容赦なく叩く。

この冷たさがまた私を強くしてくれるのが有難い。新天地江津の老人会で挨拶の機会を頂く。およそ30名の幸齢者様が、地域の集会所で料理教室を楽しみ会食。沢山の地元の料理が並ぶ。

この地では、在宅看取りを実現する為に老人会の皆様の温かい手が欠かせない。24時間見守りを実現する為に、昼間は老人会の方々に有償で私達が支える地元のターミナルの方の手を握って頂く。馴染みの顔、馴染みの場所、人間らしい死と言う完成の為に。手短にお願いすると、1人の幸齢者様の頬に涙がつたう。そして立ち上がり、こう話された。

「皆さん。柴田さんは本気です。私達も年だからと言わず、協力しましょう」

その声は青年のようだった。私はふと、以前100歳の幸齢者様に教えられた青春の詩を思い出す。

青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。(略)

年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。(略)

人は信念と共に若く 疑惑と共に老いる。

人は自信と共に若く 恐怖と共に老いる。

希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。(略)

青春そのもののような幸齢者様のお姿がとても眩しく輝いて見えた。そして私達の新たなる看取りへの希望が見えた。温かな眼差しで、何時までも人間は青春を生きる事が出来ると教えた幸齢者様に感謝 合掌

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