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介護日記(225) 〜命がけの贈物〜

大山の紅葉が美しさを一段と増し、私の人生も輝いて生きていくよう教えられる。

11月20、21、22日「日本の看取りを考える」シンポジウムを鹿児島・熊本・北九州で行う。シンポジストの皆様は各地で現在活躍中のケアマネジャー、訪問看護師の方々、そして鹿児島大学の奥教授が座長となられる。雄大な桜島の噴煙を見上げながら、大きな未来への勇気を頂きスタートをきる。

そして北九州、最終日の事だった。現場のケアマネジャーさんの言葉の中でこんな言葉があった。 「私達は独居の方々の家で暮らしたいと強い希望があるのにも関らず、本人の想いとは違う病院または施設に半強制的に日々、送るのが常です。とても心が痛み、孤独死も自由であってよいのではと思える日々です」と。彼女のその言葉は遣り場のない憤りにふるえていた。

だが現場の方の声で、孤独死も自由とは余りにも哀しい。

以前、春風の中で私は一本の電話を受けた。それは冬にたった一度きり訪問した終末期の男性の孤独死だった。私の名刺を握って旅立たれたと警察からお電話を頂き、その方と対面をした。若い警察官の方々がいつものことと、その悲しい現場で機敏に働かれている姿に感動した。すでに男性か女性かもわからないその方のご遺体に手を合わせる時、次世代に自らの命の責任を持つ事の大切さを教えられた。

私達は人として生まれ出た誰もが尊い命。命のバトン(日々積み重ねてきた心と魂のエネルギー)を次の世代に渡すことこそ生きる意味と教えられた。死をもって生きることを教えて下さる旅立つ人を前にした時、全ての人が最期愛されていると感じて旅立てる社会創りのために、この手を この足を 私の声をお使い下さいと祈る。未熟な私を命がけで導き教えて下さる方々に感謝 合掌

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