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介護日記(230) 〜白光に包まれて〜

チューリップの花が春風にゆれる日にこんな連絡を頂く。

「柴田さん。お陰様で願い通りに父を自宅で看取ることができました。みんなに感謝の言葉を伝えながら、手を握り、最期の時を迎えて逝きました。母と私が『ありがとう』と最期のお礼を伝えていたら、愛猫のミーコがベッドに飛び乗って父を覗き込み一緒に看取りました。たくさんのアドバイスを本当にありがとうございました。お陰様で悔いのないお別れができました。父はまるで眠っているようでした。まずは感謝申し上げます。ありがとうございました」

そのとき娘さんが携帯で撮られたお父様のお写真に、私は神仏と同じ白い光を見て、そのとても美しいお姿に魅了された。私の何百回もの美しいという言葉より、はるかに感動を伝えるそのお写真。まわりの皆様に見ていただき、感動を分かち合う。

人は旅立ちを前に、俗世から全て解き放たれる。お父様の白い光は、見る人の心を反映する。白い画用紙の上の小さな黒い点のように、暗く見る人もいる。お父様のお姿を御覧になった方々の反応は様々だった。

そんな中でふと、相田みつを先生の言葉を想う。

「美しいものを美しいと思える あなたの心が美しい」

幸せな旅立ちをもって、周りの者達を導いて下さるお父様の深い慈愛に感謝 合掌 

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