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看取り士日記 (245)  〜微笑みの中で〜

初夏の太陽に照らされて、お化粧直しをした姫路城がことさらに美しい。

もう10年以上も通わせていただいている、姫路の特別養護老人ホームしかまの里さんに伺う。

今回は「いきたひ 〜家族を看取る〜」の映画が完成し、長谷川裕子監督と共に上映会と講演会を企画してくださった。しかまの里の玄関先は、デイサービスのお見送りの幸齢者様でいつものように賑わっていた。

ホーム特有の無表情な様子ではなく、とても生き生きとなさった幸齢者様のお顔を拝見して安堵する。職員の皆様の笑顔は、とても深く慈愛に満ちたものだった。他の施設では職員不足のために疲れが溜まっているかのような職員さんが多い中で、その優しさに感動した。

夕方であったにもかかわらず、会場には車椅子を押しながら講演会に来てくださった1組の親子さんの姿があった。やさしく抱きかかえられるその姿がとても印象的だった。

講演会、映画鑑賞の後に、次のような感想をお寄せいただいた。

看取り士会の人たちにかかわったとき、医療を受けるものが、医療のステージから新たなステージに移動して、改めて、現在の親の姿だけを直視するのでなく、過去からかかわった親と子の姿、家族同士の姿に戻って、過去の共に過ごした時間を共有される。そのことにより、家族は本当に、その人を弔い、その人を尊敬し、その人のあとに続くことを自己覚知し、そして、その人を心の中に持ち続けながら、自分に与えられた苦しい人生を再び、生きてゆく勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

どんな身体であれ、どんな状況であれ、生きてそこにいることの尊さを教えてくださった幸齢者様に感謝 合掌

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看取り士日記

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看取り士

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「ありがとう」の贈り物

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