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看取り士日記 (260)  〜カフェ看取りーとに集いて〜

裏庭のクローバーに目がとまる。四葉には一枚ずつ意味があると言う。

一枚、勇気、一枚、愛情、一枚、信頼、一枚、希望。

今日は「カフェ看取りーと」(デス・カフェ)の日。デス・カフェはおよそ10年前、スイスの社会学者バーナード・クレッタズ氏が最愛の妻を失くした事をきっかけに開催したのが始まりである。

自分の理想の死に方や身近な人の死で感じたことなど、死にまつわる話題なら何でも語り合う。自らの死について考えて語り合うことは、人生そのものを語ることでもある。今までの人生を見つめ直し、よりよく生きようとする前向きな気持ちになる方が多い。中には、親しい人の死を受け入れられず、安らぎを求めてやってくる方もいる。

死生観1万人調査によれば、日本人で死生観を持たれている方はわずかに9.5%。

「死んでも悔いが残らないと感じている。延命治療の希望もない」

死への準備をしている人は準備をしていない人に比べ、死生観が養われている、と調査の結果が報告されている。

今日の「カフェ看取りーと」の中ではこんな語らいがあった。

「死は終点ではなく、行くべき場所へ心と想いが行くと思っています。生まれた理由を自分で持ち、生き方をチャレンジしていくためと思います」

「子供の頃から母が死んでしまう恐怖を抱えて、その恐怖を克服したいと言う思いで参加しました。父親の死を経験し別れのプロセスの大切さを知りました。そこに温かいものがあるとは思えませんでした」

「死は身近にあって遠いもののように思えていました」

皆様のお話が尽きない。

生きること、死ぬことは一枚の紙の表裏。風が吹いて裏が出た時、人は何を想うのか? 温かい心がそばに有れば良いと逝く人々が教えて下さった。

私自身一度しかない人生、最期に「良い人生だった。ありがとう」とみんなに言いながら「ありがとう」の声で送られたい。「カフェ看取りーと」終了後、何故か温かいそんな気持ちで帰路についた。

ご参加頂いた心やさしい皆様に感謝 合掌

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