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看取り士日記 (273) 〜空間を愛に変えて〜

11月のはじめ、山陰では珍しい快晴の空に迎えられる。

神の国鳥取県米子市での第110回 看取り士養成講座。米子市は「看取りの家」なごみの里があった思い出深い場所である。受講生様は8人。今回は講師になるための研修もあり、総勢19人の皆様とご一緒する。

胎内体感とは、看取り士養成講座の中に取り入れている、当事者意識に立つことを目的とした研修。携帯電話も預かり、4泊5日、静かな環境の中で自分と向き合う、意識変革をも可能な研修である。

目指す頂上は、“慈愛”という、父母に、そして神仏に愛された胎内を体験しようというもの。 受講生様からいただいた感想には、こんなことが書かれてあった。

研修の中で書いた手紙を父や母に読むと「旅立つ時にこの手紙を一緒に入れてね」と涙を流してくれました。私は父母と仲良しだが、もっと親子の絆が強くなったと感じました。自分の命、人の命も同じように、大切に見つめ直していきたいと思います。

また、先日は終末期の恵子さん(38歳)にも体感して頂いた。

積極的な治療はできない中で、彼女の生きる時間がもっと輝くように、慈愛の世界に導く胎内体感を出張で行う。家事を手伝いに来てくれる母に素直になれないと言っていた恵子さんが母に向けて手紙を読む。

「今、地獄から天国に変わった。ずーっと貴女をこうして抱きしめたかった」 と、お母様。

「私より小さな母が、毎日赤ん坊を抱くかのように私を抱くのです。何だか恥ずかしいけれど、嬉しくて」と恵子さんは笑いながらそう私に話してくれた。

心の奥の忘れ物。

誰もが、みんな赤ちゃんで誰もが、みんな抱かれていた。

そんな小さな小さな記憶が人を救う姿を彼女は見せてくれた。

胎内体感、それは20年以上の内観講師と抱きしめての看取りを続けてたどり着いた先にあった自己探索法。旅立った方々からの贈り物と受けとめている。

空間を愛に変えて、私達を見守り続けてくださる方々に感謝 合掌

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いのちの革命

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看取り士日記

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看取り士

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「ありがとう」の贈り物

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