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今日のなごみの里


2011-04-21

Shibata 夕日

日御碕に落ちる夕日

桜の花が散り、道路に舞い落ちる姿はとても美しく、私の心を華やかにして下さいます。

先日、友人から一本の電話を受けました。84歳のお母様が死にたいと、先日転倒なさり、入院、そして在宅への復帰を果たされましたが、長男である私の友人と父親の3人暮らし、不自由な身体で人様に迷惑をかけてまで生きていたくないと、毎夜父親に訴えられる、それを聞きながら僕は眠ることができず、眠剤を医師から処方してもらっていますと、深刻な声で電話をしてくれました。すぐに伺うことを約束し、電話を切りました。

日本の宝であるはずの尊い幸齢者様が、こうして障害を持つと「死にたい」と、そう思われてしまうこの社会は、本当に正しいのでしょうか。何かをなすから尊いのではなく、今ここに生きている、それだけで十分尊いことなのです。障害があっても、笑顔でありがとうと微笑む時、周りの人間はどんなに希望を渡されることでしょう。

この夕日のように、周りの人々に輝きをわたし、命の循環を伝えながら、最期を終えることができる。それが人間の、人として生まれた役割ではないでしょうか。

……ちなみに、私自身の太陽は今、正午を過ぎたばかりの場所にあると感じています。

柴田久美子


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