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看取り士日記 (256)  〜甘えることの尊さ〜

天国に咲く花と言われているクチナシの白い花が美しい。

8月14日、『第3回 日本の看取りを考える全国大会』を新宿区角筈区民ホールにて行う。今回の基調講演は國森康弘氏。なごみの里を2年間取材し、平凡社新書『家族を看取る 〜心がそばにあればいい』を書いたフォトジャーナリストだ。

彼は、その著書の中で、「見守る勇気」として84歳のマツコさんのケースを紹介している。

旅立ちの2日前、私がマツコさんに語った言葉。

「痛かったら遠慮なさらず洋子さんに甘えてくださいね。お母さんは娘さんにとって宝です。娘さんに宝を磨かせてやってください。あっち(死後の世界)には亡くなったお父さんやお母さんがいます。だから何も心配ないですよ」

ここ2、3日の間、全く開かなかった目をパッチリと開けて、マツコさんは涙を流し、私の手をしっかり握って「ありがとうございます」と言われた。その2日後、マツコさんは安らかな寝顔で逝かれる。

イラク、ソマリアなどの紛争地、貧困地域を取材していた彼は、たまたま新聞で私の「幸せな最期」と言う記事を読み、興味を持って取材を始めた。日本に幸せな最期があるのならば、その光景を伝えたいと。

実際に家族を看取るにはどうすれば良いのだろうか。忙しすぎる家族に何ができるのか。その実践方法や介護の工夫、心構えを紹介したいと。家族の力と言うものは、何もしなくてもただそばにいるだけで十分に発揮されることを伝えたいと言う。

看取り士と無償ボランティア「エンゼルチーム」の存在が、旅立つ方々のご家族のお力になれることをこの全国大会でお伝えしたい。私の願いを聞き届けてくださった國森先生に感謝 合掌

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書籍紹介

いのちの革命

『いのちの革命』書影

看取り士日記

『看取り士日記』書影

看取り士

『看取り士』書影

「ありがとう」の贈り物

『「ありがとう」の贈り物』書影