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看取り士日記 (268) 〜カナダの風に吹かれて〜

爽やかな風の美しいカナダで、看取り士養成講座開講。

日本から14人の皆様とご一緒する。6月8日、看取り士養成講座の前に、ブリティッシュコロンビア州バーナビー市での講演会を行う。

会場には70人を越える方々にお越し頂く。日本に老いた両親を置いている一人の女性が終了後、涙を流し、こう話した。

「私は柴田さんの話を聞くまで、もし父母が亡くなったとしても日本に帰らず、ずっと父母が生きていると思って暮らそうと決めて、カナダに渡りました。愛する人を失う位ならば、ずっと居ると想いながら暮らす方が幸せだと思ったからです。 でも、違うのですね。父母を抱いて看取ります。それが私自身を認めることと気づきました」と。

そして看取り士養成講座。

研修を受けて下さった方の今は亡き愛する人への手紙にはこう書かれていた。

Tさん、今頃になってあなたに手紙を書くことになってしまいました。まず最初に、ごめんなさい。私は長いこと悲しみに蓋をしてしまって……。

あなたが死んでしまった事を、まるでなかった事のように記憶のどこかに封印していました。それでも命日の11日は手を合わせてきました。

私は今日まで自分ばかりが悲しいと思って、あなたの悲しみには気がついていませんでした。私よりももっと悲しいのは、命を奪われたあなた。きっとやりたかったこと、夢、生き甲斐……無念の想いは想像するに余りあります。今まで本当にごめんなさい。そして心からありがとうございます。どうかこれからも私のことを見守っていてください。いつか胸を張ってあなたと再会できるように努力します。

その時は、ものすごいおばあちゃんになっているかもしれないけれど。

旅立った方々はいつもそばで幸せを願って下さると教え導いて下さった皆様に感謝 合掌

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